2008年4月16日水曜日

尖沙咀から澳門へ

朝、目がさめると8時30分になっていました。9時に起きようと思っていたので、そのまましばらく横になって今日のスケジュールを考える。14:20のフライトだから、13:35までにはチェックインしなければならない。尖沙咀から澳門までのフェリーは70分。澳門の入国審査と空港までの移動で1時間程度考えると、11:30のフェリーに乗れればぴったりだ。フェリーに直ぐ乗れないと思うので、10時くらいに着くように考えていた。
まずは澳門レストランに行って朝飯を食べようと、着替えて外に出ようとするがキーが見つからない。どこにもない。考えられるのはただ1つ、「ドアに挿したまま」。
ドアを開けてドアノブを見てみるが付いていなかった。宿のおばちゃんが刺さっているのを見つけて、預かっているのだろうか?
おばちゃんがどこにいるか聞いていなかった...外に出たら戻れない。よく考えるとキーを持っていたとしてもデポジットと交換できない。荷物をまとめてチェックアウトすることにした(ただ出て行くだけのことだが)。キーを持っていないので直ぐにあきらめることができたが、おばちゃんがどこに居るか聞いておくべきだった。
朝飯を食べ終えてから、香港のWi-Fi事情を確かめるべく、ノートPCを立ち上げて電波が入ってくるか試してみた。繁華街だけに常時5~6個の電波を拾っている。無料でサービスしているところがないか探してみるが、ほとんどアクセスできないか有料のサービスでした。外に出て歩きながら探してみるとアクセスできそうな電波がありましたが電波が弱くて接続が確立できません。時間もないのでフェリー乗り場に行くことにしました。
澳門へのフェリーは中港城碼頭(チャイナフェリーターミナル)を利用します。
ターミナルへは10:15位に着きチケット売り場へ。澳門行きの安いチケットを買おうとしたら次は12:00だと言われてしまいました。
えぇ~...これより早い便は満席でした。12:00じゃまずいと思いながら、どうしようもないので買うことに。
買ってから、落ち着いて考えてみると、香港島からのフェリーに乗ることを考えつきました。香港島からのフェリーは中港城からよりも10分早く着きます。うまく降りれれば入国審査も早く通過できるかもしれません。チケットを払い戻そうと思いましたが、だめだと断られてしまいました。チケットを買おうとしている人に買ってもらおうと、「エクスキューズミー」と声をかけましたが、まったく通じなかったようで、無視されてしまいました。はじめにそんなことがあると、なかなか次の人に声をかけることができなくなってしまいます。しかし時間は無常に過ぎていきます。
次第に、香港島に行ってチケット買っても、間に合う便に乗れるか分からないと考えるようになっていました。
間に合わなかったら次のフライトでもかまわないと心を切り替えて、どこかインターネットができるところがないか探すことに。PCの置いてあるカフェを発見。無料で使えるというのでアイスコーヒーを注文し、メールをチェック。仕事の依頼が来ていないことを確認し一安心。AirAsiaのサイトで次の便を確認。次の便に空きがあるようだが、出発の48時間前を過ぎているので変更はできなかった。乗れなかったらサーチャージや空港使用税はリファンドされるんじゃないかと淡い気持ちをいだき、乗れなかったら買い直そうと思っていた。
11:30になったので改札のようなところに行く。もうかなりの人が並んでいる。チケットを見せて半券をもらうが、そのとき何かシールが張られましたが、見て直ぐ座席の番号だということがわかりました。半券をもらい奥に進んでいくと、そこは既に出国ゲートになっているので外国人用の列に並びます。審査を終えてフェリー乗り場に向かいます。
フェリーは定刻通りに出発、席にはちらほら空きがあります。バンコクでの渋滞を避けるために今回のスケジュールにしましたが、フェリーに関しては失敗ですね。
澳門に着く前に、1隻のフェリーが抜かしていきます。きっと香港島からのでしょう。
早めに荷物を持って出口の前に並びます。13:00には到着しましたが、なかなか接岸しません。もしかしたら間に合うかもしれないと思いましたが、結局予定通り13:10に接岸。
急いで入国ゲートに向かいますが、既に長蛇の列、間違いなく13:35には空港につけません。すいている列はないか探しますが、それは澳門住民用で、外国人用はどこも長い列。
最後のあがきで、入管職員に事情を説明して早く審査を受けさせてもらえるよう頼んでみようと思いました。職員は見当たりません。そのうちに、同じフェリーに乗ってきた客が押し寄せて、さらに長い列に...
もうあきらめようかなっと思っていた時、外国人用の列の先頭付近に職員ぽい服を来た人を見つけました。近くまで行くには澳門住民用の列を通らなければなりませんが、そこはほとんど並んでいなかったので、その中を進み近くまで行きます。近くで見ると、やはり職員でした。反対側を向いているのでなかなか声をかけにくい状況でしたが、彼の視界に入るチャンスをうかがって、
「Could you help me?」こっちを向いてくれたので、1時半までに空港に行かなければ飛行機に乗れないと説明すると、
「Do you have the ticket?」
「...」AirAsiaだったので、いちいちプリントアウトしていません。しかしここで「No」と言うわけにはいかない。
バックからノースウェスト用にプリントアウトした紙を取り出し、それを見せながら説明しようとするが、焦るばかりで、アーとかエーしか出てこない。次の瞬間、その職員が澳門住民用の入国審査ところを指差します。
やりました!!成功です。必死感が伝わったでしょうか?丁寧に御礼をして、入国審査受けます。
時間は13:20、後15分。澳門空港に行ったこがないので、間に合うかどうかわからないが、とにかく急ぐしかない。駆け足でタクシーをさがしに行く途中、一人のおっちゃんが「Airport?」といいながら追走してきた。
「taxi driver?」頷くのでそのおっちゃんについていくことに。
地下を通って出たところは駐車場、普通のワンボックスところに連れて行かれてしまった。白タクか...ちょっと高いぐらいなら問題ないかと思い、
「How much?」
「300」
ダッシュ。交渉する気も失せたので「No」とも言わずにタクシー乗り場を探すことに。タクシー乗り場に着いたとき、そこには10人以上並んでいた。時間は13:25。
13:30、タクシーに乗ることができた。空港まで急いでくれというが、英語がいまいち通じていないようだ。空港までは10分かかるといわれて、特に急ぐ様子はない。5分ぐらいの遅れなら何とかなるかもしれなが、空港についてAirAsiaのチェックインカウンターが直ぐ見つかるだろうか?白タクのタイムロスがうらめしい。
13:40、空港に着く。料金は50ドル弱だった。急いでチェックインカウンターを探す。以前ベトナムで5分遅れで着いた時、カウンターはクローズされていたが、職員がまだ残っていたので何とか頼み込んでチェックインさせてもらったが、今回は5分以上遅れている。
AirAsiaの場所に着くと、なんとチェックインカウンターがまだ開いていた。
間に合った!!!たまたまだったのか、澳門のAirAsiaは予約が入っている人を待ってくれるのかわからないが、とにかくよかった。日本からのモヤモヤ感が一気になくなったきがする。
後はいつものバンコクに行くだけです。

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