2010年5月15日土曜日

ハノイへビザラン。ノイバイ空港から旧市街へ

入国審査をスムーズに通過し、到着ロビーへと出る。
今回で4度目の訪越。旧市街へローカルバスで行く。
空港を出て左に進む。ジェットスターのパスが停まっているのを尻目に1番奥に行く。ここがローカルバスの停留所になっている・・・
・・・はずなんだが ・ ・ ・
1台も停まっていない。しかも違うバスが占領してしまって、ローカルバスが停まる感じでなくなっている。
辺りを見渡すと、空港の反対側にローカルバスらしき車が停まっている。

場所が移ったのかな?
本当にローカルバスかどうか確かめるためにバスの近くまで歩いていく。おそらくローカルバスだと思うが、バスの番号が見えないので旧市街に行くかどうか分からない。バスが停まってる場所は、片側2車線の道路の反対側、中央分離帯があり、渡るには大きく迂回しなければならない。到着ロビーのインフォメーションでここで合っているか聞いてから渡ることにした。
インフォメーションのお兄さんに、
「ローカルバス乗り場はどこですか?」
「ローカルバス...どこに行きたいの?」
そんなことは関係ないだろうと思いつつ
「旧市街」
「ホテルは予約しているのか?」
予約はしていないが行くところは決まっている。
「してある」
「どこ?」
だから関係ないだろうとうんざりするが、
「ボデガホテル」
「タクシーでいけば」
ちょっと切れそうになるが
「バスで行きたい」
兄ちゃん、無言でジェットスターのバスの方を指す。
「本当?」
頷く兄ちゃん。

また同じところに戻る。やはりバスは停まっていない。
仕方がないのでここで待つことにした。
待っているとしきりにバイタクの兄ちゃんが声をかけてくる。
こんなところにバイタクが...
以前はいなかったし、だいいちバイタクでどこに行くと言うのだ?
何度も断るが、次から次えとバイタクが声をかけてくる。
すると一人の兄ちゃんが、「バス」と言いながらローカルバスらしきバスのほうを指差した。
やはりあそこがローカルバスの停留所だったのだ。
おそらくバス停まで行きたい人のためにバイタクがいるのだろう。
バイタクの兄ちゃんには悪いが、歩いてバス停に行くことにした。

新しいバス停は、空港を出たら右に進む。そうすればすぐ大通りにでる。
そこに陸橋があれば問題ないのだが、渡れないので右折する。
100メートルぐらい先に中央分離帯の切れ目があるので、そこで横断する。
バス停には7番と17番が停まっていた。どちらも市内に行くが、ルートが違う。
記憶がもう曖昧になっていたが、行けば分かるだろうと思い、先に発車する7番に乗った。
普通のバスは3,000ドンで、空港に行くバスは5,000ドンと覚えていたので、車掌に5,000ドン札を渡す。貰ったチケットには4,000ドンと印刷されている。
「あれ、おかしいな。俺の記憶間違いか」と思ったが、1,000ドンのお釣りはくれなかった。4,000ドンと書いてあるのが間違っているのかな?と思い、他の人が支払っているのを見ていると、おつりを貰っている。
4,000ドンが正しいようだ。今さら言っても、5,000ドン渡した渡さないの水掛け論になるし、そもそもベトナム語で言えない。1,000ドンくらいどおって事はない。忘れることにした。
道中はバンコクから持ってきたフリーペーパーを読んで時間をつぶす事にした。
途中チラッチラッと外を見たが、建設中のビルが結構あった。建設ラッシュかな?
フリーペーパーを読みふけっていると、あるバス停でほとんどの人が降りていく。
着いたのか?車掌が何か叫んでいる。降りないとまずい雰囲気。
しかたなくここで降りる。外は霧雨が降っていた。
辺りを見渡す。ここに来たことがあるようなないような。
周りの景色を見ながらこのバス停に着いていれば、ここがどこかだか分かったかもしれないが、急に着いてしまったのでどっちに行けばいいのかも分からない。
ここはハノイ市内なのか?それさえも確証がない。
ただ似たような場所の記憶はある。
しかし、それと今見ている風景がぴったり一致しない。
勘を頼りに歩いてみる。
ある方向に進んだが、市内に行けそうにないと感じ反対側に行く。
なんとなくよさそうなので、しばらく歩いていくと、あるビルが目に飛び込んできた。
このビル、この交差点の感じ、見覚えがある。
おそらくこのまま直進していけばあの場所に着くはずだ。
その先を進んでいくと、右手に公園の池が見えてきた。
スワンボートがある。やっぱりここだ。
この近くに日本大使館がある。この道をひたすら歩いても旧市街にいける。
歩いたら1時間はかかるだろうし、霧雨だ。
大使館のある通りからボデガホテルのある通りに行くバスに乗れる。
以前来た時大使館に用事があって何回も往復したので覚えていた。
この側にフランスパンのサンドイッチを売っているお店があるのを思い出した。
そこで朝飯を買い、バス停でバスを待ちながら食べる。
結構はやっているお店なんだが、特別おいしいわけではない。
今回あらためて味わってみたが、やはり特筆することは何もなかった。
食べ終わってしばらくするとバスがやってきた。バスに乗り込み3,000ドンを支払う。
旧市街に入りボデガホテルの通りに行くかと思ったら、行かない。通り過ぎてしまった。仕方ないので次のバス停で降りてそこから歩く。降りてからこのバスは同じ番号でも2ルートあることを思い出した。行かないほうに乗ってしまってのだろう。
ボデガホテルの前まで来た。相変わらず看板が見えにくく分かりづらい。
しかも入り口は銀行になっていて、その中を突っ切っていくとホテルのロビーがあると言う、へんてこりんな造り。
フロントに着くと様子がおかしいのに気がついた。なにやら工事をしている。
フロントにいた男性はあまり話したことない人だったが、彼は私のことを覚えていた。
「泊まれるの?」と私
「大丈夫」
と言われ2階に案内される。
普通のツインの部屋通される。
「ドミは?」
「まだ出来てない。」

ガーン!!

「この部屋はいくら?」
「18ドル」
「・・・」
決して高くないが、5ドルのドミを当てにしてきただけにショックが大きい。
探せば10ドルのシングルもあるし...

つづく

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